
カンボジアの盂蘭盆のようす。首都プノンペンのトゥオルトンプーン寺にて。

シェムリアップ州にあるチャームの村の墓地。チャームはかつてベトナム中部に興ったチャンパ王国の住民の末裔で、現在、カンボジアで暮らすチャームの人々はイスラム教を信仰している。村にはモスク(イスラム教の礼拝所)が建設され、その裏に立つ学校では、クルアーン(コーラン)の教えを学ぶ子ども達の声が響いていた。少女は頭にスカーフを巻き、少年たちはイスラム世界でよく見る帽子をかぶっている。また、墓標はクメール文字とともにアラビア文字でも記されている。

今日の夕方、雨が降った。カンボジアの雨季の空は明暗がはっきりしていて、見ていて飽きない。雨は局地的に降るため、降っているところはどんより暗く、遠方の降っていないところには光が射している。
また、雨の降っていない場所から雨が降っている遠方を眺めると、くっきりとした雨のカーテンが見える。そのカーテンが移動しながら地面を潤していく様を眺めていると、自分は自然のなかで生かされているのだという気持がわき上がってくる。

ポーサット州にあるポーサット駅。ブーゲンビリアに彩られた美しい駅で、以前、バッタンバン駅から鉄道に乗ってプノンペンへ向かった際、車掌と一緒にここで食事休憩をとった。バッタンバンからポーサット(約102キロ)まではバスなら2時間程度だが、速度の遅い鉄道だと順調に進んでも8時間かかる。