薔薇 現在の閲覧者数: トーマダー ■シソポンのヌムバンチョック売り

トーマダー

「トーマダー」とはカンボジア語で「ふつうの、ありふれた」を意味することばです。「ふつう」で「ありふれた」カンボジアを通して、今まで語られることのなかったこの国の多様な表情を伝えていきたいと思います。

■シソポンのヌムバンチョック売り

シソポンのヌムバンチョック売り
▲バンテアイミエンチェイ州スヴァイシソポン郡の長距離バス・タクシー乗り場でヌムバンチョックを売る女性。

ヌムバンチョックというのは、米の粉から作られる麺にソムローと呼ばれるスープをかけて食べる料理で、カンボジアで広く食べられている。麺は農家で作られている場合が多いようで、作り立ての麺はもちもちとした弾力に富んでいる。市場で売られているものはややぼそぼそしていて、ぷつぷつとすぐ切れてしまう。できたてのものと比べるとその食感や風味は雲泥の差だ。ヌムバンチョックの真価は農村でないと味わえないといっても過言ではない。
2008年8月現在、1杯2000リエルから3000リエル(米1キロが2000リエルから4000リエル)程度。もうひとつ、よく知られている麺料理にクイティウがあるが、こちらは中国人が伝えたものだ。
ヌムバンチョックにかけるソムローは数種類あるが、どれも一般に複数種のハーブをすりつぶしてペースト状にしたものにプロホック(淡水魚を塩漬けにして発酵させたもの)を加えている。くせのある食材が好きな人にとってプロホックは親しみやすいかもしれないが、そうでない人にとっては魚臭く感じるかもしれない。なお、ソムローや作り手の好みによってはプロホックの入っていないものもある。
ヌムバンチョックとよく似た料理はカンボジアの隣国であるタイやラオスでも見かけるので、比較してみるとおもしろいと思う。

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